要らないの?

2001年9月5日
「どーせ産めないんだから残しておいても仕方ないでしょう」
「あるだけ生活の邪魔でしょう」
確かにそうだよ。
でも「どーせ子供なんてそんなに好きじゃなかったでしょう」は違ってる。
確かに疲れているとき、痛んでいるとき、子供をうっとおしいと思うことはあるよ。でも自分の子であれ、他人の子であれ、愛しさもうっとおしさも、自分の体調によってくるくる変わるのが「母親」っていう「人間」なんじゃないのかな…。
みうは治療をしてもしなくてもお腹が痛い。
でもね、だからって「子宮全摘」なんて耐えられないよ。勿論、癌やその他の事情で、自分の子供の顔をみることなく、出産の力を奪われた人には深い共感と痛みを覚える。でもね、私にはまだ1%以下かもしれないけど、産めるかもしれないんだ、赤ちゃん。なのにとれないよ。子宮も卵巣も。
人間に要らない臓器なんてないんだよ。全部揃って人間なんだよ。揃ってなくても立派に生きてるひとがたくさんいることも知ってる。でも好き好んで臓器を捨てる人はいないよ?
みうには子宮が必要なんだよ。だってみうから産まれてくるかもしれない愛しい我が子の顔を見たいもの。10ヶ月同じ身体の中で暮らすんだよ?そんなこと出来るの人間の女性だけだよ?
みうは嫌だよ。どんなに苦しくても子宮はとりたくないよ。たとえ機能しない子宮であっても。
「万に一つ」賭けてみたっていいじゃない。
みうは愛しい人の愛しい子供をみうの身体で産みたい。
頭が混乱してる…。
明日は病院の日。主治医はなんて言うだろう…
眠れない…。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索